こんにちは。おやつです。
このシリーズも7回目を迎え
今回でいよいよ最終回となります。
繰り返しになりますがコレはフィクションでは無く
私が若い頃に実際に起きた実体験になります。
現実にこの様な人も居ると言う事を
何かの縁で当ブログをご覧になって下さっているみなさんに
知ってもらいたいと思い書かせて頂いております。
前回、相手の家に荷物を届け
やっと終わる事が出来たと家に帰る所で終わりました。
ひと休みしていたコンビニから家に向かい車を走らせ始めた所でした。
私の携帯から着信音が車内に鳴り響きました。
相手からの着信です。
しまった!と思ったと同時に
電源を切っていた所で翌日同じ事をされるだろうとも思いました。
ですが、今は心底電話に出たくありません。
車が進んでいる間にも
切れては鳴り、切れては鳴りを繰り返しています。
あまりにも神経に障るので着信音は切りましたが
携帯はブルブル震え続けています。
私は電源を落としました。
もう関わって欲しくない
もう止めてくれ
情けない様な気持ちと一緒に
本当は自分が何か悪い事をしたのでは無いかなどと
頭の中が錯乱状態でした。
家に辿り着いた頃には心身ともに疲れ果てていました。
その格好のまま布団に倒れ
秒で眠りに落ちてしまっていました。
時刻は覚えていませんが
太陽はまだ昇っていませんでした。
私は母親に叩き起こされました。
『相手が来てるわよ!どうすんの!』
みたいな事を言われた気がします。
起きようとすると
家のドアをドンドンと叩き続ける音と
私の名前を叫び続けながら
『いるんでしょ!出て来なさいよ!』
相手の声が聞こえました。
本当かよ…気が触れている…異常過ぎる
常識や善悪さえも関係無いのか…
相手の行動が私の想像のはるか斜め上をいっている出来事が
現実に起きていました。
そんな事を思っている間にも騒ぎ続けています。
私の実家は集合住宅です。
放っておけば物凄い近所迷惑になります。
他の家族も何事かと起きて来ました。
家族の誰かがドアを開け、何事かと尋ねました。
大声で騒ぎ立てるため玄関先では近所迷惑と判断し
家の中へ上がらせます。
もう普通の人ではありません。
後はもう、とんでも無い状況でした。
大声でいくつもの虚言を言い放ち
私の顔を殴りはじめました。
殴って気が収まって帰ってくれればイイと思い
好きにさせていました。
殴られながら、精神病院で暴れる入院患者さんってこんな感じなのかな
だとしたら看護師さんたちの仕事ってたいへんだな
などとまるで人ごとの様な事を考えていました。
もしかしたら今起きている現実から
意識を変えたかったのかも知れません。
そんな意識を一発で冷めさせる一言を相手が言い放ちました。
『こんな親だからこんなヤツが育ったんだ』
私はキレてしまいました。
相手の首根っこを掴み床に叩きつけ
『もういっぺん言ってみろコノヤロー!』
離せと相手が暴れていましたが
私は手を緩める事はしませんでした。
自分でどんな顔かわかりませんが
相手の顔をにらみ続けていたと思います。
殴り返したい気持ちもあったハズですが
そこは何故か理性が働いたのか
抑える事が出来ました。
相手を床に押さえつけ続けて暫くすると
先ほどの勢いが無くなって来ました。
ですが、私の家族が『警察呼ぶから』と言った後
押さえつけていた一瞬の緩みを付かれて
玄関に向かい走り出しました。
怒りが収まりませんし
そうか警察に突き出せばいいのかと思い
追いかけて捕まえようとしましたが
家族に止めておけと諭され
相手はそのまま逃げ帰って行きました。
私は家族に謝りました。
自分が原因で起きた出来事で無くとも
私が相手を見抜くことが出来てさえいれば
こんな事にはならなかっただろうと
もしあんな相手でも
精神科の先生の言う通りに
刺激しないで離れる方法を見つけ実行出来ていれば
家族まで巻き込む事は無かっただろうと
いろんな後悔が押し寄せて来て
言葉にならない感情でした。
嵐が過ぎ去って少しの時間呆然とした後
家の外で何かされているのでは無いかと心配になりました。
もう何をされていてもおかしくないと思いました。
家の周りを見てまわりました。
やられていました。
車に10円パンチです。
だいぶ傷付けられていました。
これは流石に警察に行こうと判断しました。
少し休ませて貰ったあと近所の警察署に行きました。
車の被害届の件は現行犯や映像証拠や目撃者などが無いと厳しいとの事。
悔しいですが仕方ないです。
家の中で暴行を振るわれた事の被害届の有無を聞かれましたが
実被害は私だけですし、家族は関わらせたくないので出しませんでした。
すると警察の人がストーカー規制法ってあるけどと
話をしてくれました。
詳しくは覚えていませんが
対象相手や対象地域の半径どれぐらいに近づいてはいけない
こんな内容だったと思います。
相手の名前と住所を伝えると
問い合わせを掛けはじめました。
すると直ぐにヒットした模様で
この人で間違えないんだよね?と確認されました。
その時は疲れていたので、そのやりとりが良くわかっていませんでした。
ストーカー被害という事で手続きだけして
警察署を後に家へ帰りました。
かなりの手数殴られたおかげで
口の中が切れていました。
尋常では無い疲れも感じていましたので
さすがに今日は仕事行けないな
そんな事を考えていた時
先ほどの警察でのやり取りを思い出し
えっ!?と思いました。
警察で問い合わせを掛けてヒットした!?
何をしたのか、大きな事なのか小さな事なのかもわかりませんが
要は『記録』があると言う事です。
そのあと私は携帯番号を変え
その暫く後には仕事も変わり
連絡が来る事も姿を見ることも一切無くなりました。
その後しばらく人間不信の様な状態が続き
それまでの様に気軽に初対面の人と話す事が難しくなっていましたが
カウンセリングや正しい知識や対処法を身につけたおかげで
その様な事も無くなり今に至っています。
以上が私と相手が出会い終わりを迎えたまでの話になります。
いろいろ考えられる要素があるにせよ
この様な精神の病や
言葉が難しいですが、人格が一般とは違った形で形成された事は
大変不幸な事だと思いますし
また本人が望んでいた事でも無いと思いたい所です。
ですが、だからと言って
家族をはじめいろいろと関わる人達を傷付けたり
心配や迷惑を掛けてイイ事には繋がりません。
自己愛性の大きな素因として
少し乱暴な言い方になりますが
本人の大きな勘違いがあります
『自分は特別な存在である』
そんな事は絶対に無いのです。
誰かにとって必要な特別な存在になる事があるにせよ
自分で自分を特別などと意識するのは
傲慢以外の何物でもありません。
今回この話を書いて来た理由の一つに
毒親に自己愛性人格障害の傾向が強いパターンが多い事と
相手の母親の様に
甘やかす事で子供に毒を注入してしまった
違うタイプ違う意味での毒親もいる事を
知って頂きたかったと言う事です。
このシリーズは今回で終わりとなりますが
これからも毒親の本質や
それに対処する為に参考になる様な事を書いていこうと思います。
おわり
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