毒親が子供に絶対服従を望むワケ

毒親を観察して対処法を考えてみる

こんにちは。おやつです。

 

前回、過干渉系の毒親が子供に対し

一般的な愛情を持った親とは違った接し方をする

目的やら根本にある動機が

どの様なモノかを簡単に書きました。

 

では、その接し方や行動を取る事で

子供にとってどの様な影響が及ぶのか

その辺りをどう捉えているのか整理してみたいと思います。

 

子供にどんな影響を及ぼす可能性があるのか理解しているのか?

違いをなるべく分かり易くする為に、比較をしようと思います。

 

親が子供に求めるコトの違い

毒親が子供に求める事の基本、ベースとなるモノは

絶対服従』です。

では、子供に愛情をもって考え接する一般的な親が子供に求める事は

子供の幸せ』です。

ハッキリと意識が対極に位置していますね。

 

普通の親も時には感情的に怒ってしまったり

言う事を聞きなさいなんて言葉は当然良く有る事です。

ですがそれは

叱る内容を理解して貰う必要性が高かったり

周りに迷惑を掛けてしまう恐れがあったり

日常で大人しくして貰わなければいけない場面や

家庭以外の社会に出た時に、そこのルールに従うようになど

言い尽くせなくなるほど細かくたくさんある上に

時によっては間違ってしまう事もありますが

あくまでも子供の成長と将来の幸せ為と思っての事です。

 

 

毒親は子供に望むモノ自体が…

ですが毒親は違います。

毒親自身が正義で有り、それが絶対なのです。

しかしそれは、必要なしつけや道徳的な事や

将来社会に出て幸せになる為に困らないように言った

子供の為を思って自分なりに正しいと考えた

一本筋が通ったようなモノなどでは無く

進路や行動など諸々と言った

子供に対する要求

その時の自分の機嫌や都合による様な

とてもフワフワした、いい加減なモノです。

 

軍隊は上官の命令には絶対服従です。

それには当然理由があり、戦場で誰か一人でも勝手な行動をさせてしまうと

その部隊の統率が取れなくなったり

最悪の場合部隊が全滅してしまうと言う

全体の危険性があるからです。

 

毒親もある意味同じです。

しかし軍隊のように全体の事を考えてでは無く

子供に服従して貰わない事には

自分の望む様なコントロールが出来なくなってしまうからです。

決して子供の為では無いのです。

自分の為なのです。

 

そんな自分勝手な自己中心的な欲求を持っている上に

『親』と言う肩書きがとてもエライ物だと

都合良くもとてつもない勘違いをしているので

厄介この上ありません。

 

言葉は表面的に飾り付けが出来る

言葉では

あなたの幸せのためを思って』『心配しているからこそ

などと言う毒親も中にはいると思いますが

残念ながら文言通りではありません。

自分の望む幸せの形を強要出来ないとしたら』『思い通りに出来なくなる心配があるから

本心を訳せばこんな感じになってしまうのが現実でしょう。

言葉にはそれを信頼しうる関係性や裏付けが必要で

理解や説得を求める必要性があれば

それに伴った行動が必須になるケースもあります。

ですが毒親にその考えはそもそもありません。

子供にとって自分は逆らう事の出来ない特別な存在なのですから。

 

目的と手段が一致しない

例えば小さい子供に片づけを教えたい場合

口だけで言った所で内容も伝わり辛いですし

説得力が全くありません。

そこで子供の視点に立ったレベルで

親が実際に片づけを実践し見せる事で

言葉の裏付けと信頼性を担保する事が出来て

説得力を持つ事が出来ます。

そして少しずつ子供に実践させていきます

チャレンジを繰り返させて良い時期の失敗は許容です。

そこは子供により個人差がある部分なので

親が臨機応変に対応を考えるべきでしょう

時にはいらない口を挟んでしまったり

助け舟を出してしまったりする事もあるかも知れませんが

結果子供が理解や習得を出来れば

それでイイのです。

 

ですがコレも多くの毒親にその考えはそもそもありません。

 

毒親の欲求に終わりはありません。

毒親に言われた通りの行動をしたとします。

それで毒親の欲求が満たされて終わりではありません

その行動のプロセスや着地点が

毒親が少しでも望んでいない結果だったり

その時の機嫌や都合によって

態度や接し方はコロコロ変わります。

子供にしてみたら

具体的に何が良くて何がいけないのかが

さっぱりわかりません

ただ、わからないのは当然の話で

そんなモノはそもそも存在していないのですから。

 

自身の欲求に勝るコトは無い

毒親は子供をコントロール下に置く目的で

言葉や態度や行動などを考える事が

たまにあったとしても

それが子供の感情にどのような影響を与える可能性があるか等は

ほぼ考えた事などありませんので

理解も出来ません。

それは、根本にあるモノが子供に対しての無条件の愛情では無く

自身の欲求なのですから。

 

心の底から人として信頼する事が非常に難しい

その結果、子供が毒親に洗脳されてしまって

毒親の望む事には絶対服従する事が良い事だと

思い行動する様になってしまっても

一人の人間として毒親を信用出来ているワケでは決してありません

それと同じく

毒親も子供に対し全幅の信頼を置いているワケでもありません

そもそも信頼していると言うのであれば

また悪い言い方をすれば

子供に何のアクションを起こさずとも

自分の望む様に応えてくれると言うならば

コントロールする必要性など一切無いのです。

 

常に絶対的に正しい親

その言う事を聞く子供

一見信頼関係で結ばれている様に見せていますが

実情は虚しいモノです。

お互いに安心して信頼など出来ないのですから。

 

今回も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。

みなさんの幸せと毒親からの解放を応援しています。

 

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